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電源ケーブル
 カーオーディオにこだわる人なら、とりあえずでもチューンナップウーハー、徹底的にやるなら外部アンプくらいは取り付けられていると思いますが、それらの性能を活かしきる為には電源ケーブルの選択が重要です。しかし、個人で配線した場合や、カー用品店、オーディオ専門のプロショップでさえ、下手な所では電源ケーブルの選択がまともに行われていません。スピーカーからノイズが聞こえたり、音割れや歪みなどもアンプの性能以前に電源配線の甘さからくる場合がほとんどで、この場合はいくら高級なアンプに交換しようとも改善されずにいつまでも残る事があります。また、電源ケーブルの許容量を超えて使用すると、発熱・発火の危険性がありますので、充分注意して下さい。今回はどのような配線を用いるべきか紹介します。

ゲージとスケールの対応表(芯線の太さ)

AWG
(ゲージ)
Sq
(平方ミリ)
3/085.04
2/067.43
053.49
142.41
421.25
88.368
105.262
123.309
161.308
芯線の太さと抵抗値
22.0 sq0.8mΩ/m
8.0 sq2.2mΩ/m
5.5 sq3.2mΩ/m
4.0 sq4.4mΩ/m
3.0 sq5.9mΩ/m
2.0 sq8.8mΩ/m
1.25sq14.1mΩ/m
1.00sq17.6mΩ/m
0.75sq23.4mΩ/m
0.50sq35.2mΩ/m
参考:
液状バッテリー内部抵抗は15〜20mΩ
Optimaバッテリーは8mΩ程度

引き回し可能な電源ケーブルの長さ(単位:cm)

 

最 大 消 費 電 流  単位:A=アンペア

203040506075100150200500750
AWG
(ゲージ)
0 0      17101140870330240
0     18301350900690270180
1    180014401080720540210×
2   171014401140870570420××
4 180013501080900720540360270××
617101140840690570450330240×××
81080720540420360270×××××
10660450330270×××××××
12420270210××××××××

×表記は使用禁止


 外部アンプの場合は電源ケーブルもゲージ表記のケーブルを使用されていると思いますが、付属ケーブルなどの細い線を使用されている方は、上の対応表でおおよそ何ゲージであるか見当をつけて下さい。なお、アンプの「MAX???W」という表記の1/10がおおよその最大消費電流になります。(正確には1/12ですが、ギリギリで計算するより余裕を持たせて計算するほうが良いので、私は1/10計算をお奨めします。何より計算が楽です。)

 アンプの最大消費電流と実際の配線に必要な長さを確認し、そこから使用すべきケーブルの太さを求めます。もしくは、現在使用中の配線と長さから最大消費電流を求め、アンプに対して充分に足りているかを確認する事もできます。


 配線を選択したら、次はアースポイントを探します。ボディーは金属だから何処でも同じかと言うと大きな間違いで、確実にアースを取るためにはボディフレームに接続する必要があります。場所が解らない場合は、車種別の整備マニュアルを見るとアースポイントが書かれていると思いますので、ディーラーでそのページのコピーを取らせてもらうと良いと思います。ここで手を抜くと、どんなに高額なケーブルやアンプを用いていようと良い音は再生できず、ノイズばかり発生するつまらないモノになってしまいます。アースは、なるべく1カ所から取るように心掛けると、各機器の電圧差が無くなり、ノイズの低減と高音質を望めるようになります。

 また、忘れがちですが、バッテリーのマイナスとボディーアースを繋ぐ配線も太い物に交換すべきです。いくらバッテリーから太い電源ケーブルを引いても、バッテリーに戻ってくる事ができなければそのケーブルの能力を活かしきる事はできません。マイナス側の配線は1本で車全体のアースと接続されていますので、アンプ以外の電気も当然ここを流れます。その事を踏まえて、プラス(電源)側より太い線を用いたほうが良いでしょう。純正の配線は効率の悪い素材を使用していますので、まるごと交換したほうがスッキリします。純正コードの太さと長さを測れば上の表で最大電流が解りますので、それにアンプの最大電流を追加し、更に余裕分を追加して配線を選べば良いと思います。アース側は短いですから金額の差も少ないですし、小型のアンプを使用している人も1ゲージを使用するのは無駄ではないと思います。

 バッテリーの端子や中継に使う分岐ブロック、ヒューズBOXも重要です。分岐ブロックは必要最低限の数にして配線の途中の異物を少なくする事、ヒューズBOXは配線の最大電流を越える大容量の物を選択しない事。せっかくヒューズを入れているのに、先に配線が燃えてしまっては意味がないですから、重要なポイントです。逆に、バッテリーの端子は確実に接続されている事が最重要ですから、しっかりと接続できるのであれば、+と−の端子セットで数百円といった物でも構いません。1つで数千円の高級端子のほうが効率は良いのですが、バッテリーの端子と配線までの距離は数センチです。大きな差は出ません。1ゲージ等の太い配線を用いている場合や、エンジンルーム内の見た目も重要視したい場合は別ですが、その差額で高効率な電源配線を用いたり、バッテリーを高性能な物に交換するほうが良い音を作りやすいです。

 少し志向を外しますが、別ページで紹介しているアーシングという技を用いてしまうのも、マイナス側配線の強化という意味では1つの手です。


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