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モニターの省電力機能が働かない不具合を解消する

点けたままだと、バックライトの寿命も気になりますよね
Self Test Feature Check現在使用中のPCを使い初めた当初から、何故かモニターがパワーセーブモードに切り替わらなくなってしまいました。このPCは一般にサーバーと呼ばれる機種なので、ビデオ信号も何か特殊な事をやっているのかと当時は諦めていましたが、ごく一般のビデオカードを増設した後も、相変わらずパワーセーブモードにならず。

原因調査のため、モニターを買い換えたり、モニターケーブルを買い換えたりしたものの、一向に改善せず。PCをシャットダウンしたり省電力モードに切り替えたりすると、モニターにはSTFC(Self Test Feature Check/自己テスト機能)と表示され、バックライトがOFFになる事はありませんでした。

そもそも、STFCはモニターとPCが接続されていない時に表示されるメッセージ。一般的にはPCの電源が落ちてる時にパワーセーブモードになる事から、PCから電気信号を貰って切り替えているわけでは無さそうです。とするなら、何処かの配線同士が繋がる事でPCとの接続を検出しているのではないか?と推測できますね。

ビデオカードからコネクタ部分を外すPCからビデオカードを抜き、VGAコネクタを取り外しました。ステーに固定している六角ネジを外してしまえば、VGAコネクターの裏側を保護しているプラスチックのカバーも外せます。
5番はGND、10番はSyncGNDこれがVGAコネクタ。この向きだと、上段右から1〜5、中段右から6〜10、下段右から11〜15ピンです。赤い矢印の部分が5番ピンと10番ピン。5番ピンはGNDで、10番ピンはSyncGNDになります。この他にもR/G/BそれぞれのGNDがありますが、その説明は割愛します。

PCの電源をOFFにした状態で「互いが繋がっている事」を保障できるのは、基本的にGND系のピンのみ。つまり、赤矢印で示したピン同士が(ビデオカードの基板上で)繋がっていないといけません。

5番ピンと10番ピンを繋ぐところが、分解してみて唖然。5番ピンに配線が繋がっていません。本来なら基板に繋がっているはずの線が未接続なので、PCの電源が落ちると「PC繋がってないよ」と表示されてしまうわけです。

理想を言えば、未接続の5番ピンにも配線を加え、ビデオカード上のGNDに接続したいところです。しかし、フラットケーブルの交換で肝心の画質が劣化しては本末転倒ですし、別に配線を引き回すのも美しくありません。追加配線の半田が剥がれて他のカードとショートするリスクもありますので、今回はシンプルな加工としました。

先に書いた通り、10番ピンもGND系の配線です。そこで、5番ピンと10番ピンをコネクター部分で繋いでしまいます。(赤線部分)

パワーセーブモードになったたったこれだけの加工で、モニターがパワーセーブモードに切り替わるようになりました。モニターの電源ボタンも、省電力を示すオレンジ色に変わっています(使用中は緑に点灯)

これは改造と呼ぶべきか、あるいは修理と呼ぶべきか。ビデオカードが不良品だっただけかもしれませんが、サーバーのオンボードVGAも同様の現象が出ている事から、何かしらの仕様変更に追従すべく撤去された配線なのかもしれません。

ちなみに、モニターはPCと同じメーカーです。なので、モニターとPCでパワーセーブモードへ切り替わる条件付けが違っていたとも考え難いです。なぜ省電力にならない作りにしてあるのか謎が残りますが、改造によって省電力化に成功したので、とりあえずは良しとしましょう。

 


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