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Do It Yourself


周辺機器をPCの電源に連動させる

待機電力カットで省エネ。しかもスイッチ操作要らずで無駄が無い。
警告(Caution):

100Vコンセントを使用する機器を作成する際は、誤配線や漏電に充分気をつけて下さい。ショートによる発煙・火災の可能性もありますので、経験の浅い方、不慣れな方、テスターを使いこなせないにはお奨めできません。同様の市販品も販売されておりますので、そちらを購入される事をお奨めします。

SSRと必要な部品類最近のPCはOSを終了(シャットダウン)すると自動的に電源OFFになりますが、モニターなどの周辺機器まではOFFになりません。 これでは電気の無駄遣いですし、かと言って1つ1つスイッチをON/OFFするのも手間ですよね。そこで、PCの電源に連動して周辺機器のコンセントを自動的にON/OFFにするスイッチを作成しました。

使用したのは、ソリッドステートリレー(SSR)と呼ばれる半導体リレーです。これは機械式リレーと異なり接点の稼動がありませんので、動作の度にカチカチと音がする事も無く、接点劣化による接触不良や寿命もありません。安心と安全が両得できる電子部品です。今回は秋月電子通商の25A用を用いました。

これを中核として、SSRの冷却用ヒートシンク、100V1500W対応の延長コード、PCの電源ON/OFFを検出する為のUSBケーブルを用意しました。画像にはありませんが、ケースも必要になります。
※画像のUSBケーブルは片側のコネクタをカットしてあります。

配線の加工配線を加工します。100Vの延長コードは片側のみ途中で切断し、もう一方は切断せずそのまま使います。画像のような二重皮膜のコードは加工(内側の皮膜を傷付けないように外側の皮膜を剥く作業)が難しいので、シンプルな皮膜の物を加工した方が確実です。

USBケーブルは電源ラインを残し、残りの2本は折り曲げてテープで巻いてあります。根元で切ると配線先端の露出部分が何かに接触した時に危険ですので、確実に保護しましょう。なお、今回使用したケーブルは赤線が+5V、黒線がGNDとなっていましたが、製造メーカーや出荷ロットによって配線の色が変わる場合もあります。必ずテスターで確認して選別しましょう。

放熱用の一工夫放熱用のヒートシンクを取り付けるにあたって一工夫。説明書のように組むとヒートシンクを取り付けるのが難しくなりますので、トライアックの足を90度に曲げ、放熱面を基板と平行にしました。
完成あとは、配線を繋いでケースに収めるだけで完成です。

放熱効果を高める為に金属ケースに収めましたが、基板とケースがショートすると危険ですので、基板裏に3mmのゴム板を接着して絶縁してあります。

左の調理用ケースに収めたのがヒートシンク付きのもの。右はヒートシンクの代わりにアルミケースへ放熱する事で小型軽量化したもの。モニター&USBハブ&外付けDVDドライブ程度の消費電力ならアルミケースでも全く熱を感じません。

このまま内蔵するとトライアックの足に負担が掛かりますので、動作確認後に隙間をバスコークで埋めてあります。適度な柔軟性があり、振動吸収にはもってこいの素材です。

誤配線でPCを壊すと怖いので、手持ちのUSBハブ(ACアダプタ使用)に繋いで動作試験しました。コンセントにはテスターを繋ぎ、AC電圧を表示しながらUSBケーブルをハブに繋ぎます。

USBケーブルを繋ぐ前は、約50Vが表示されています。これはACコンセントの片側のみがテスターに繋がっているからで、テスター以外に何も繋いでいない時だけ表示されます。

いよいよUSBケーブルを接続し、USBハブの電源ON。無事、AC100Vが表示されました。

手持ちのコンセント型常夜灯を繋いだり、スイッチの光るACコンセントを繋いだりして動作確認。最後にPCと周辺機器を接続し、無事に電源が入るか、発熱しないかなど様子を見て完成です。


この電源連動ケーブルは、USBポートの電源ON/OFFによって動作します。セルフパワー(ACアダプタ使用)のUSBハブを経由すると、USBケーブルに常時電流が流れてしまいますので連動になりません。USBと連動させるには、PC本体のUSBポートを使用するか、USBハブをバスパワーで使用する必要があります。

PCを自作・改造できる方は、PC内部のハードディスク用電源から+5VとGNDを引き出し、電源供給のみのUSBコネクタとして用意しておくと、本来のUSBコネクタを潰さずに利用できるので便利です。今回の電源連動ケーブル以外にも、USB電源を使用した携帯電話の充電ケーブルや卓上ライト、扇風機など、PCと通信しない機器用としていかがでしょうか。

 


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