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Fit チューニングレポート


強制排熱用エアインテーク

吸気温度低下に効果抜群
強制排熱用インテーク車にエアインテークを付けるとしたら、バンパーやボンネット等を加工するのがごく一般的な作り方ですが、それでは作り直したい時や戻したい時にお金が・・・。そこで、ワイパーの根元にあるメンテナンス用の小さなパネル部分に目を付けてみました。ここなら、部品として買い換えても出費が抑えられますので、色々なパターンを作る事が可能です。

今回取り付けているのは、エキゾーストマニホールドの強制冷却ダクトです。広いダクトで空気を取り込み、途中で絞って流速を上げ、エキマニ遮熱板の穴に向けて空気を吹き付ける構造にしています。これにより、走行中の排気熱はエンジンルームに篭る事無く車体下に吹き飛ばされ、エンジンルーム内の温度低下が実現されます。また、停止中もダクトから熱気が昇ってくるため、多少は冷却に貢献しているものと思われます。

吸気温度計で測定した結果、停止中に50度まで上がった吸気温がクリープ走行で42度、30km/h走行30秒程度で32度、そして2分後には25度まで下がりました。効果絶大です。(外気温20度程度の晴天・日中)


最近、これと同じ場所にエアダクトを作成される方が増えてきましたが、その大半が誤った作り方をされています。

まず間違って欲しくないポイントとして、この部分は走行中に負圧にはなりません。すぐ隣にあるエアコンの外気取り込み穴を見て頂ければお判りのように、ここは空気を取り込み易い場所、つまり、正圧となり易い場所です。負圧を期待しても意味がありません。

次のポイントとして、ここから空気を抜いてはいけません。ラジエターを抜けた空気はエンジンの上を通り、エンジンルームの奥で向きを換えてエキマニの冷却に用いられます。よって、ここから空気を抜いたり、この周辺で空気の流れを乱してしまうと、エキマニの冷却効率が落ち、油温の上昇、水温の上昇、そして吸気温度の上昇に繋がってしまいます。

そして、これが最も重要なポイント。ここにはブレーキオイルのリザーバータンクがあります。ブレーキオイルは水分に弱く、雨などで濡れると一気に性能低下してしまいますので、ただ穴を開けただけのエアダクト、水の浸入を考慮せずに作られたダクト等ではブレーキシステムへ著しいダメージを与えてしまう可能性があります。

注意ついでに、PC用などの電動ファンを安易にエンジンルームで使用すると、走行時の風圧で回転が乱れ、ノイズとなってバッテリーや電装品に著しいダメージを与えるほか、高熱で羽が歪んだり、振動や埃・水など、電動ファンの仕様で想定されていない負担でPCファンが故障したり焼き付いたりします。車内での使用ならまだしも、エンジンルームでの使用は絶対に避けて下さい。

施工するのは本人の自由ですが、何事も細かな所まできちんと考えてから手を加えるべきです。

 


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