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Fit チューニングレポート


オートクローズ・ドアミラー
(電動格納式ミラー装備車限定)

エンジンスターター対応
オートクローズ・ドアミラー/ユニット本体狭い駐車場に停車する時、ミラーを畳み忘れて車の脇を通るのが大変だった事はありませんか?エンジンを始動して、ミラーを畳んだまま走り出してしまった事はありませんか?そんな煩わしさから開放される為、ミラーの開閉を自動化してみました。

ドアをロックすると自動的にミラーを閉じます。ミラーを戻すには、鍵をハンドル脇の鍵穴に挿し、エアコン等が動き出す所まで鍵を回します(もしくは鍵を挿してエンジンを始動する)。鍵の挿入を認識させる事で、エンジンスターターで始動しただけではミラーが開きません。その為、ミラーを畳まないと乗り降りできないような狭い場所でエンジンスターターを利用しても車の脇を楽に通る事ができます。

なお、オートクローズ・ドアミラーの元ネタはMOBILE'S DEN == 盗防の棲家 ==にて公開されています。ミラーを開くタイミングが異なりますので、好みで選択して下さい。

松下電工製ラッチングリレー AR1221使用したのは、松下電工製のラッチングリレー「AR1221」と、整流用のダイオードを5つ。

AR1221は電子部品を扱っている店にてメーカー取り寄せで購入できます。1600円前後です。

ダイオードは1A程度の物で充分でしょう。

配線図配線は左の図の通りです。線の先に振られている数字は、赤字がミラースイッチのコネクタのピン番号。青字はその他のコネクタのピン番号です。

ドアロック線は、運転席足元のヒューズボックス内、ヒューズの上に並んだ各種コネクタのうち、右下の緑コネクタの白/黒線です。

鍵の線はキーシリンダーに繋がっている緑コネクタの青/赤線です。

ミラースイッチのコネクタは、赤/白と赤/青の線を作業し易いところで切断し、両側に配線を繋ぎます。

ヒューズボックスの18番に7.5Aのヒューズを挿入する事で、17番ヒューズの上にある空きソケットの端子から常時電源を得る事ができます。平型のメス端子を使用して接続します。(配線を繋いでからヒューズを接続したほうが良いでしょう)

また、この図には記載していませんが、リレーは電源をOFFにした時に「逆起電力」というノイズが発生します。これを防ぐ為、SET/RESETそれぞれのコイル部分に、電気の流れとは逆向きに整流ダイオードを取り付けます。(このような用途に用いられるダイオードをクランプダイオードと呼びますが、使い方に対する名称であって、品名ではありません.。)

ミラースイッチまわりミラースイッチまわりをギボシ端子で加工していくと、このようになります。配線が短く、特に防護カバーの長いメス端子の取付けには苦戦すると思われます。ギボシ以外にも配線を繋ぐ方法はありますので、工夫して下さい。

また、ドアロックから引き込んだ配線の途中にスイッチを取付ける事で、ミラーを畳みたく無い場合にキャンセルできます。


OMRON G6AK-274P↑で紹介しているAR1221が入手難となりましたので、別の部品で作ってみました。

今回使用するのは、オムロンの「G6AK-274P」の12V動作品です。

AR1221の接点容量が15Aに対し、こちらは接点容量が2Aしかありませんが、ミラーの開閉に用いるなら充分です。また、AR1221と比べ、小型で安価なのも魅力です。

また、この他に整流ダイオードを5本、配線を9本(9色)使用しますので、あらかじめ準備しておきましょう。(基板とケースも忘れずに)

裏返した状態での配線図このリレーの結線方法はパッケージに記載されていますが、左下にBottom Viewと書かれている事に注意してください。Bottom=底面、裏返した状態での内部構成図という事です。よって、イラストの1番ピンは裏返した状態で左上、MADE IN JAPANMADEのあたりに存在する、という事です。
クランプダイオード組み立ての手順も掲載しておきます。

まず、1番(SETの+側)と15番(RESETの−側)を繋ぎます。AR1221の配線図にIG線が2本ありますが、それを1つにまとめる為のジャンパー線です。

続いて、リレー回路を使用する際の基本中の基本、逆起電力を防ぐ為のクランプダイオードを取り付けます。

※今回は説明し易いようにハンダ付け面へ取り付けていますが、実際に作る時は基板の表面(リレーや他の部品の並ぶ面)に正しく取り付けて下さい。

逆起電力とは本来の設計と+/−逆向きに発生する電気ノイズですから、「逆向きに流れる電気だけショート」させてしまえば解消します。

つまり、−から+に流れるようにダイオードを繋ぎます。ラッチングリレーには2つのコイルが内蔵されています。パッケージ印刷を見ると「1番−16番」「2番−15番」にコイルが存在する事が判り、+/−の指示も書かれていますので簡単ですね。16番から1番へ、15番から2番へ流れるようにダイオードを繋ぎます。

制御用ダイオードAR1221の配線図と同じく、SET側の−線(16番)とRESET側の+線(2番)にそれぞれダイオードを繋ぎます。

このダイオードには配線を繋ぎますので、楽に接続できるよう、基板の空き部分に向けてます。

制御用ダイオード(裏面)ハンダ付けすると、こんな感じになります。
ここまで来れば完成間近です。ケースの外に出す配線の色を決めましょう。

必要な配線は9本(9色)になりますが、今回は手持ちが7色しか無いので、次のようにしました。

接続先配線色
常時電源
GND(アース)
IG
ドアロック
キー挿入検出
ミラー7番(スイッチ側)
ミラー7番(車両側)青/黒
ミラー8番(スイッチ側)
ミラー8番(車両側)緑/黒
青/黒 ・ 緑/黒の配線は、青と緑それぞれの配線に油性マジックでラインを加えたモノ。手持ち配線の色数が少ないときの小細工に便利です。

ミラーの7番/8番は、ミラー開閉モーターに繋がる配線です。別の車種に取り付ける場合は、この部分を次のように読み替えてください。

7番 → ミラーを閉じる時に+12Vになる配線
8番 → ミラーを閉じる時にGND(アース)になる配線

制御用の配線を繋ぐまずはリレー制御用に使う3本の配線を接続します。

AR1221の配線図にある通り、SETの−側はキー挿入検出の線に繋ぎますので、上の表で決めた通り、灰色の配線をダイオードの先に繋ぎます。

同じく、RESETの+側のダイオードはドアロックの線に繋ぎますので白を、RESETの−側はIG線に繋ぎますので紫を繋ぎます。

ドアミラー側の配線残りの配線も繋ぎます。

ここでリレーの配線図をよく見て下さい。端子の部分を見ると、□と■の2つに塗り分けられてます。2番/6番/11番/15番が■になっています。これは、RESET(2番−15番)に通電すると、内部の接点が6番、11番に繋がりますよ、という意味です。

配線を間違えて+/−を逆に接続していると正しく動作しませんので、挙動が怪しい時は再度配線を確認して下さい。

リレーの4番と13番がドアミラーモーターに向かう配線(車両側)になります。ドアロック信号でリレーが動作した時に、6番に繋いだ+12Vが4番に流れるように、11番に繋いだGNDが13番に流れるようにします。これで、ドアロックと同時にミラーが自動で閉じるようになります。

残りの8番と9番に、ドアミラー開閉スイッチからの配線を繋ぎます。エンジンを始動してリレーが動作すると、4番と8番、9番と13番が繋がり、ドアミラー開閉スイッチからの信号がモーターに直接届くようになります。

自動で閉じる前はドアミラー開閉スイッチがミラー開の状態にあると思いますので、エンジン始動と同時にミラーが開く、という仕組みです。

自動で開きたくない場合はドアミラー開閉スイッチを閉にしておけば、リレーが切り替わってモーターとスイッチが繋がっても、閉じたままの状態を維持できます。


これで本体は完成です。ケースに収めて動作確認し、車両に取り付けましょう。

キー挿入の検出線は、リレーから電気が逆流しないよう、キーシリンダーからメーターパネルに向かう配線の途中にダイオードを追加します。AR1221の配線図を参考に配線してください。

 


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