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Fit チューニングレポート


軽量・小径クランクプーリー

数量限定で作りました
軽量・小径クランクプーリー吸排気系・点火系・エンジンまわりと手を加えたところで、エンジンの負荷が高ければ充分な性能を発揮する事ができません。そこで、走行性能には直接関係の無い補機類の負荷軽減を目指し、クランクプーリーを小径化してみました。

直接関係無いとはいえ、補機類も重要な部品です。Fitの場合、オルタネータ、ウォーターポンプ、エアコンのコンプレッサーが繋がってますので、これらの性能を極力落とさず、尚且つクランクプーリーの負荷を下げられる比率を模索しなければなりません。

純正とのサイズ比較他車種用に市販されている小径プーリーの場合、一般道走行を考慮したもので15〜20%程度、レース専用で〜25%程度の小径となっています。Fitはファミリーカーである以上、ギリギリまで追い込むとリスクが高くなりますので、10〜15%の間を目標として、市販されているベルトとの適合も計算した上で小径比率を決定しました。

もちろん、オルタネータの発電性能、ウォーターポンプの冷却性能のマージンも考慮してあります。

エアコンのコンプレッサーは多少性能が落ちますが、実用上の差を感じるほどではありません。気にされる方でも、添加剤などの注入で充分に補える範囲です。

取り付け材質の選択、強度計算などを含め、CAD設計から生産までを百式自動車にお願いしました。このショップは純正サイズの軽量クランクプーリーを市販化しており、充分な実績を持つと共に、純正の採寸データを所有しているので、発注時に自前で採寸せずに済みました。

重量は576gで純正の約1/4(純正は2205g)。素材はアルミ合金の最高強度、7075超々ジュラルミンにアルマイト処理です。

装着後の感想ですが、想像していた以上にエンジンの吹け上がりが軽いです。まるで下り坂を走っているかのよう。

発進時はクリープ加速でも速度の乗りに違いを感じるほどで、加速時も速度メーターの動きが速く、今までの全開加速のイメージがアクセル開度6〜7割程度で感じられます。

クランクプーリーの軽量化に因る低速トルクの痩せ細りですが、特に感じる事はありません。逆に、太くなっているようにすら感じます。というのも、アクセル開度計/吸気圧計、更にはCVTのドライブ/ドリブンプーリーの制御信号までモニターしましたが、今までと同じ速度を同じギヤ比で巡航し、アクセル開度と吸気圧は少ない状態でした。

また、補記類の動作ですが、およそ1時間ほど市街地走行を行って充分に暖気し、その後に15分アイドリングして確認しました。

  • オルタネータ
    「ヘッドライト(HID:55W)ON」「エアコン風量最大(A/C:ON)」「オーディオはドア閉めても2mほど先から聞こえる大音量」「リアウィンド熱線ON」「レカロシートの電熱線ヒーターON」の状態で、Dレンジのブレーキ停車時に13V以上で安定
    「エアコン風量1(A/C:OFF)」「オーディオ一般的な音量」の状態で、Dレンジのブレーキ停車時に14V以上で安定
    共にクランクプーリー交換前と同等の電圧です。
  • ウォーターポンプ
    水温の上昇にムラや急上昇が無い事を確認。水温は交換前と同じ温度を維持。
  • エアコンコンプレッサー
    自動でON/OFFされる事を確認。(自動的にOFF=充分に冷えた事を示す)

※冬場の装着ですので、夏場の実走データはこれからです。

 


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