
Fit チューニングレポート
アーシング
前へ前へ進もうとします。 Fitの場合、アーシングしても体感し難いという話を聞いていたため、あまり本数を増やさず、効果のありそうなポイントを狙っての施工です。また、ボディへのアースは純正配線だけでも多数引かれていますので、エンジンまわりへのアース強化のみに特化しています。
今回は頂き物の8ゲージ黄色線を使用しています。
Fitのエンジンまわりはアースできる場所が限られています。そこで、ミッション周りは純正のアースポイントに繋ぎました。これにより、エンジンへのアース強化は元より、同じポイントからボディへ繋がっている純正アースを経由して、ボディ側のアースも強化され、一石二鳥です。
ミッションの対角に位置するエンジンブロックからの純正アース。これはボディに直接繋がっておらず、途中に金属パーツを中継するという、効率の面ではよろしくないポイントです。また、点火プラグに近いという事から、ここをアース強化する事で点火効率の向上が期待できます。
点火と共に重要なのが空気の取り入れ。そこで、吸気弁であるスロットル周りにもアース強化を行います。ここを強化する事で、先ほどのアースポイントから距離のある点火プラグにも影響し、バランスの良い点火効率向上も狙えます。
バッテリーの端子は汎用品に交換し、アーシングの3本線をバッテリーのマイナス端子に接続します。本数が少ないため、アーシング専用の金具も不要で、すっきりしていて取り扱いも容易。また、銅端子に交換する事で導通効率も向上します。
(なお、アーシングより前に、バッテリー交換の段階で純正アース線を2G線に交換しています)
そして、効果と共にリスクも高いと言われているオルタネータ(発電機)へのアーシング。
バッテリー直結はリスクが高く、また、他のアーシングポイントまでの引き回しが長くなるので効率も落ちます。であれば、わざわざ長く引き回す必要は無いと思い、近くのボディと先ほどのエンジンブロック部分へ繋いでいます。これにより、1段階の中継(接続部分の端子による抵抗)が入りますし、何よりボディへアースする事でアース電位の均等化をはかり、バッテリーに届くアース電位のリスクの低減を狙ってみました。
これらのアーシング(バッテリー3点、オルタネータ2点)により、アイドリング安定化による停車状態での燃料消費の低減、低回転域でのトルクの向上(〜1800rpmくらいまで体感)、アクセルレスポンスの改善(特にブレーキからの踏み替え時)と、予想以上の効果がありました。特に1000rpm以下では、とにかく前に出ようとする挙動が見られます。
後日、アーシングを追加しました。
まずは基本であるバルクヘッドへのアーシング。
純正のボディアースに近い位置なので大きな効果は期待できませんが、それでも車内の電装品への効果が期待できます。
欲を言えば、もっと運転席に近い位置へ施工すべきでした。
エンジンブロックへのアーシングその2。
エアクリーナーを外し、エンジンブロックに繋がれたラジエターホースの真上あたりにある純正アースポイントに追加します。ここはプラグの一次電源やECUなど、車にとって最も大事なパーツのアースが集まっているポイントですので、それなりの効果がありそうです。ただし、場合によっては重要な部品を壊す可能性もありますので、具合を見つつ可否を見極めたいと思います。
マフラーもアーシングの効果があるらしいのでやってみました。
マフラーは高温になりますので、配線の皮膜が溶けないように、長めに芯線を剥き出しておきます。
ボディ側は見ての通り。
マフラー側はフックを溶接している金具に穴がありましたので、そこにボルト・ナットで固定しました。ただし、この穴は純正や多くの社外マフラーには存在しません。純正もしくは他のマフラーを使用している方は別の方法で配線しないとアーシングできません。
マフラーを交換したので、新しく引き直しました。
今回使用したのはシールド線と言われるもの。表面に絶縁体が無いため電源線には使用できませんが、そのぶん放熱性に優れるため、熱を持つ部位のアースには最適です。
このマフラーにはボルトを固定できる穴がありませんので、ハンガー部分にシールド線を巻いて縛りました。剥き出しのシールド線だからこそ可能な荒業ですが、マフラーとの接点が増えますので、電気が流れ易くなります。
ボディ側の固定位置は仮付けのもの。最終的にはガナドールマフラーのアーシングと同じ位置に固定しています。
ボンネットにもアーシングしてみました。
ボンネットアーシングは車の性能にほとんど影響を与えませんが、走行中の空気との摩擦で発生する静電気を防ぐ効果が期待でき、オーディオなどの電装品の電源ノイズを低減してくれます。
可動部分という事もあり、シールド線を用いました。50cmの線の両端に丸型端子を付けただけの簡単なモノですが、これだけでもアーシングの効果は期待できるでしょう。
ボンネットを目一杯開いても問題無いように、ある程度遊びを確保して施工する必要があります。遊ばせすぎるとサスペンションのアッパーマウントに挟み込んでしまうため、適度な余裕に調整しましょう。
そして、これがプラグ用アーシングケーブルです。正確にはプラグキャップ用ですね。
グランドブースターはプラグに直接アーシングしますが、こちらはプラグキャップのアースに繋ぎます。効果はグランドブースターに劣ると思いますが、シールド線と丸端子のみで安価に作成できるため、好きなだけポイントを追加できます。せっかくですから、前後8本のプラグ全てにアーシングしてみました。
端子が9つ付いていますが、中央の1つはバッテリーに繋ぐ為の端子です。
取り付けはこんな感じで。
全てのプラグキャップ固定ボルトに1つ1つ共締めしていきます。中央の端子はオイルフィラーキャップの左奥にある使われていないボルト穴に固定。ここにバッテリーからのアーシングケーブルを追加すれば、プラグキャップアースの完成です。
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