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Fit チューニングレポート


LastStation パワーボックス

腹黒スペシャル
LS PowerBox Black specialまたまたLastStationのパワーアップアイテム。今度はエアーチャンバーです。LastStationさんの御好意により、通常版の赤色ではなく特別仕様の黒色で作って頂きました。エンジンルーム内に静かに居座るその姿は、やる気満々の赤色と違って静かに力強く構えているようで私好みです。

フィルター部分はA’PEXi.のパワーインテーク 【500−A022】を装備。外径φ160−内径φ75のこのフィルターは、スポンジタイプとは比較にならない集塵能力を持ち、エンジンの要求に確実に答えられるキャパシティを備えます。それでいて低価格な為、交換時の出費も抑えられます。

チャンバー部分は厳密に計算された容量と空気の流れを導く機能的なデザインにより、Fit・ARIA・MOBILIO・SPIKEの純正エアクリーナーBOXと交換するだけで、低速域から高速域まで全域でのトルク・パワーアップを実現。

NAエンジンの要求に見合った空気を与える。これがパワーアップの秘密だそうです。ただのキノコ型エアクリーナーや適当に作られた形だけのチャンバーでは空気を吸い過ぎてトルクが落ち込み、低中速域が扱い難くなってしまいますが、理想的な容量を持つエアチャンバーは低中速でのエンジンの要求に素直に応答できるため、トルクが太くなって走り易くなります。

吸気音はそれほど大きくなく、走行中は全く聞こえません。エンジンをOFFにする時にクシューって音が聞こえるくらいです。

バッテリーボックスの加工各所に干渉しないよう計算されたデザインのパワーボックスですが、ギリギリのところでバッテリーの保護BOXに干渉しているようです。パワーボックス側を削るという手もありますが、下手に加工して穴を空けてしまうと埃が入ってしまいますので、バッテリーの保護BOX側を切断加工しました。

画像が見難かったため、少し編集してあります。画像中央右上寄りの色の濃い部分が加工個所です。加工そのものは特に難しくなく、切れの良い鋏でサクサクと切断できました。

この保護BOXはバッテリーを熱から守ると共に、液漏れの際にボディを侵食しない為の保護でもあります。液漏れしないタイプのバッテリーを使用する場合は不要ですが、一般的なバッテリーを取り付ける場合は取り外すと危険です。が、少なくとも液漏れの被害さえ食い止められれば問題はありませんので、上のほうを少し切るくらいの加工は弊害無しと考えてOKでしょう。

クリアランス確保・・・影になって見難いですが。それでもまだバッテリーとのクリアランスが不足していたため、更にパワーボックス側の加工も行ってしまいました。ただし、上に書いた通りリスクの大きな部分ですから、加工に失敗すると使い物にならなくなります。同様に加工される方はくれぐれもご注意下さい。

削ったのはパワーボックスのフチというか耳の部分。表裏のパーツを接合している部分です。これを僅かに削り落とす事で、パワーボックスの取り付けに影響を与える事無くバッテリーとのクリアランスが確保できます。完全に削り落とすと穴が開く恐れがありますが、半分以上残っていれば問題無いだろうと勝手に判断。ボックス内部に貫通してしまうような穴さえ開かなければ、削り作業中のゴミがボックス内部に入り込んでしまう事もありません。

極力リスクを負いたくない人むけにアドバイス。バッテリー側に60番程度の紙ヤスリを貼り付けておくと、干渉した時に少しずつパワーボックスの耳を削ってくれると思います。ある程度削り終えた頃に紙ヤスリを剥せば、紙ヤスリ+両面テープの厚さぶんだけクリアランスが確保できるようになります。ヤスリを貼り付けている間は毎日チェック(ヤスリの剥がれ落ちやパワーボックスの削りすぎ等が無いかの確認)が必要ですが、これが一番簡単でリスクの少ない対策だと思います。

エアーツール用ホースさて、上の画像を見て気付かれた方もいると思いますが、ブローバイのホースも黒ホースに交換してしまいました。一度こだわりだしたら徹底的にこだわるのが私の性格ですから、ホースも黒に統一するのは当然の行為です。

使用したのはエアーツール用のゴムホース。樹脂部分に耐圧補強が入っているので下手なゴムチューブより安全です。

サイズは内径8mm×外径15mm、長さ15cmの黒ホース。取り付けが困難な場合を考えて購入した内径8.5×外径12.5の赤ホースも写ってますが、黒ホースを取り付ける事ができたので赤ホースは使いません。配管側の接続には11〜20mm対応のホースバンドを使用。きちんと締めて抜けないように完璧を求めました。

これで、真の腹黒仕様になったと言えます。

バッテリーキーパーで断熱剥き出しのエアクリーナーはエンジンの熱の影響を受け易く、熱い空気を吸い込み易くなります。最も効果的な対策はフィルター部分を箱に入れて外気のみを取り入れるようにする事ですが、それでは見栄えが・・・

というわけで、せめてチャンバー内が加熱されないよう、底面に断熱材を貼ってみました。

使用したのは、矢澤産業の「バッテリーキーパー」。本来はバッテリー用の断熱材ですが、裏面に両面テープが貼られたグラスウールなので使い勝手とコストパフォーマンスは良いです。

ただし、あまりにも目立つ色のため、表から見えない部分のみに限定して貼り付け。もう少し隠れる色であれば、下半分は全面覆ってしまいたいところです。

グラスウールなので断熱効果抜群すぐ下を通るラジエターホースにも施工。

エンジン本体からの断熱も重要ですが、最も影響を受けるのはエアクリーナー真下の熱源だと思います。熱は下から上に昇っていきますから、直下の熱源を遮断する事で、吸気温度の上昇を抑制できると思います。

熱による両面テープの剥がれが発生した場合の保険として、タイラップを巻いておきます。ただし、このタイラップは軽く締める程度にしておくこと。ラジエターホースが熱で膨張した時に、タイラップがキツすぎるとホースや周辺に著しいダメージを与えてしまいます。

500-A024初期ロットに採用されていたA’PEXi.のパワーインテーク 【500−A022】は周辺パーツへ干渉する場合が多く、現在は【500−A024】に変更されています。私が使用していた【500−A022】もバッテリーのステーに干渉し変形していたため、1万km走行を機に交換しました。

上の画像と比較して頂ければ、その大きさの違いが判ると思います。

バッテリーステー加工せっかくフィルターを新調したので、より干渉し難いよう、バッテリー固定用のステーを少し曲げてみました。ほんの少しの違いかもしれませんが、その少しが明暗を分ける事もありますので、念には念を入れての加工です。
ボンネットステーの加工ボンネットのステーも加工してあります。加工と言っても手で曲げた(曲がってた部分をより直線に近い形にした)だけですけどね。

プライヤー等で挟んで曲げれば簡単に曲がります。何度も曲げると金属疲労を起こしますので、やり過ぎないように少しずつ調整しましょう。

これでエアクリのフィルターと確実に距離を置く事ができます。加減速時のエンジンの揺れは皆さんの想像を遥かに超えていますので、これくらいのクリアランスを作っておかないとフィルターに穴が開く危険もあります。

これらの他に、ボックス本体の接合部(切断面)の細かな隙間の埋め込みと薄利防止に、瞬間接着剤を流し込んであります。

また、フィルターとボックス本体の隙間を確実に無くすべく、1mm厚のスポンジゴムからフィルター付属ガスケットと同じ形のパッキンを作り、ガスケットとボックス本体の間に挟み込んであります。これにより、表面に見える隙間も綺麗に塞がり、よりホコリの溜まらない形になりました。

 


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