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Fit チューニングレポート


アッパーマウント強化/Rinn’g

乗り心地が大幅アップ
フロント用Fitの足回り、特に乗り心地に関してはあまり良い話を聞きません。硬いという評価を受ける事は多いのですが、そのわりに揺れが多く、サスがきちんと仕事をこなせていない印象を受けます。そこで、アッパーマウントに手を加え、アッパーでの振動を少なくする事でタイヤからの入力に対し確実にサスが反応するよう調整します。

使用したのは3mmのゴム板。これを加工し、次の寸法の輪を作成します。

 外径内径
フロント70mm40mm
リア40mm16〜17mm
こうやって外します六角レンチとメガネレンチを使い、ナットを緩めます。メガネレンチのみで回そうとしても中心部分ごと回ってしまいますので、六角レンチは必須です。また、六角レンチは中途半端に差し込むとネジ部分の先端を破損してしまいますので、奥までしっかり差し込まれている事を確認してから作業を行って下さい。

使用する工具の寸法は次の通り。

 六角レンチメガネレンチ
フロント6mm17mm
リア5mm14mm

※左の画像では、既にゴム板が装着されています。あくまで工具を用いる参考として捉えて下さい。

外した状態アッパーを外すとこうなります。

取り外したナットの下には小さなスプリングワッシャーがありますので、アッパーマウントを外す際に落とさないよう注意して下さい。(水平に持ち上げられますので、慎重に行って下さい)

アッパーとゴム板左側が外したアッパーマウント。右側が用意したゴム板です。
組み合わせたら元に戻しますこれらを組み合わせた後に、アッパーマウントを元の場所へ戻します。
取り付けるとこんな感じナットを締め付けて完成。取り付けたゴム板が自由に回転する事を確認します。ゴム板が自由に動かない場合、締め付けの際に挟み込んでいる可能性が高いので、再度取り外して確認します。

なお、締め付けた後のネジ山の数は、ネジ山が始まる部分で数えて

フロント13山
リア10.5山

でした。個体差があると思いますが、だいたいこの前後まで締め付ける事が出来れば問題無いでしょう。

右にハンドルを切った状態の右フロントアッパーハンドルをめいっぱい切った状態では、アッパーマウントがこのように斜めに浮き上がります。一番低いところで挟まれているため、この状態ではゴム板が自由に動くという事はありませんが、負荷はそれほど掛かっていません。

締め付けの際に挟み込んでいるなど、きちんと取り付けが行われていない場合、このような状態になった時に大きな負荷となりますので注意が必要です。

組み付け後エンジンを掛け、ハンドルを左右にめいっぱい切り、それぞれゴム板によじれが無い事を確認します。できれば誰かにハンドル操作を手伝ってもらって、どのように動くか直接確認されると良いでしょう。

実際にはこのように動きます。upper_movie.mpg(協力:enemyさん)

段差を超えた瞬間の衝撃は従来のままで、その後の挙動が安定するまでの時間のみを短縮させています。

リア用の新しいバージョンリアはトランクにあるカバーを外し、リアアッパーマウントのナットを外します。こちらもジャッキアップは必要ありません。固く締め付けられていますので、工具はなるべく長い物を用い、一気に力を加えて回さないと緩まないかもしれません。ナットが固い場合は、無理をせずCRC5−56等の潤滑スプレーを掛けてから作業されたほうが良いです。また、メガネレンチタイプのラチェットレンチを別途用意しておきますと、作業効率が上がります。

取り付け後、リアのゴム板は一切動きません。簡単に動いてしまうようであれば、締め付けが足らない可能性がありますので、再度締め付けを確認して下さい。

これで、今まで「ドスン」と鳴っていた足回りが「ドッ」という音に変わり、「沈んで伸びて戻って落ち着く」といった挙動が「沈んで戻った時には既に落ち着いてる」という状態に改善されます。細かい振動を拾い易くなりますが、1つ1つが短時間で収束するため、より自然で疲労感の無い振動となり、乗り心地の良い足回りへと変化します。

なお、乗り心地の感じ方は人それぞれの好みで違ってきます。色々な厚さ・素材で試してみると良いでしょう。(厚いと車体に無理が掛かりますので、ご注意下さい。)

※これらのパーツは、過去に頒布を行っていたもので、現在は頒布しておりません。

 


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