
INTEGRA チューニングレポート
タイプR純正 エキゾーストパイプ
排気パイプの適正化 マフラーをワンオフ製作すべく、エンジンの仕様からマフラーの設計をしてもらったところ、タイプS純正の排気パイプ径ではエンジンの性能を発揮できない事が判明しました。このエンジンの本領を発揮するには、ステップワゴンに採用されているパイプ径が適しているそうですが、いくら径が理想的でもパイプのレイアウトが異なりますので流用できません。
そこで、理想には至らないものの、タイプS純正よりは良いであろうとの判断から、タイプR純正のエキゾーストパイプに交換してみました。エキゾーストパイプとは、俗に言う、エキマニ、触媒、センターパイプ、マフラーといった一式の事を指します。つまり、排気系をタイプR化してしまった、という事です。
ちなみに、タイプSのセンターパイプは内径42mm。タイプRは49mmです。面積比で言えば36%ほどのアップになります。(マフラーとの接続部にて計測)
タイプSとタイプRの最も大きな違いは、エキマニと触媒の接続部分です。タイプSのエキマニが内部で4−2−1形状になっているのに対し、タイプRのエキマニは4−2まで。触媒の入り口で2−1となりますので、2の部分が長い。俗に言うトルク向上タイプの構造になります。
パイプ径の太さ故に落ちてしまうトルクを、部品構造を複雑にしてでも補おうとする。こういった部分でコストより性能を優先した作りを見ると、やはりタイプRは贅沢な車です。
タイプRには、空燃比センサーとしてLAFセンサーとO2センサーの2つが存在します。LAFセンサーで厳密な空燃比を計測し、より理想的な燃調セッティングが行える設計なのでしょう。
一方、タイプSにはそこまで求められていないため、O2センサー1つしか存在しません。そこで、使用しないセンサー穴にブラインドボルトを取り付けて排気漏れしないように対処しています。
ブラインドボルトは専用品を用いても良いですが、ネジ径とピッチの合うボルトが有れば長さを適当に切り詰めて使用できます。ガスケットは三菱車のエンジンオイル用ドレンガスケットを流用しました。
ワンオフのマフラーが届くまでの繋ぎですが、タイプR純正マフラーも取り付けました。
タイプS純正マフラーとの大きな違いは、エンド部がマフラーカッターでは無い事ですね。タイプSも太く見えますが、実際にはマフラーカッターです。
タイプRとタイプSのマフラーの互換性ですが、次の事が分かっています。
- マフラーとセンターパイプの接合部
接合部が球面ガスケットのため、パイプ径が合わないとガスケットの球面が密着せず、排気漏れするため接続不可。また、固定用ボルトの穴もズレているので固定できず。- センターパイプと触媒の接合部
接合部の取り付け位置と角度が大きく異なっているため、接続不可。- 触媒とエキマニの接合部
タイプSは1本、タイプRは2本の接続になるため、構造上の互換性がまるで無く接続不可。- エキマニとエンジンブロックの接合部
平面同士なので接続可能。固定ボルト位置も共通。遮熱板もタイプR用が利用可能。
タイプSでエキマニを固定しているS字ステーが有るが、タイプRのエキマニでは使用しない。- その他
触媒の形状が変わるため、ある部品と干渉します。これを解消しないとタイプR排気パーツを組む事はできません。
作業にあたり、既に交換経験のある方に教えて頂きましたが、その方も依頼したプロショップのノウハウがあってようやく成功したとの事で、表立って情報公開されておりません。よって、その方が公開に踏み切るまでは、ここでも非公開としておきます。一番簡単な方法は、タイプSのセンターパイプにタイプRのセンターパイプを溶接して合体させてしまう事だと思います。性能面でどれほどの変化が得られるかは分かりませんが、少なくともタイプR用マフラー(エンド部のみ)の装着は可能になるでしょう。あるいは、触媒のセンターパイプ接合部分を溶接加工し、タイプR用のセンターパイプが組めるようにするのも手だと思います。
乗った感じですが、ATでギアが切り替わるか切り替わらないかのギリギリのアクセルワークを行っていると、交換前より低いギヤで走り続ける時間が長くなってる気がします。燃費も5%ほど下がってますので、低速トルクが落ちたと言えます。 一方、少し元気にアクセルを踏んでやると、2000rpmあたりから高回転まで、特に詰まる感じも無く綺麗に吹け上がります。このフィーリングでトルクが追従してくれれば、とても乗り易い車になりそうです。
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